向いている向いてないの判断はリサーチの単純作業が楽しいと思えるかどうか
だと思っています。

最初は自分の好きなジャンル、例えばアニメ好きならおもちゃやフィギュア、家電が好きなら電化製品等から選んでいけばそうそう苦にはならないと思います。
同じジャンルばっかりやっても埒が明かないので自分が今まで興味がなかったジャンルを探してみたりします。
僕はDIYやペット商品、子供用品などは全く興味がなかったのでこのジャンルをリサーチしているときは少し楽しかったですね。

“並行輸入”または“輸入”で検索し、10000~30000円の価格帯を選び、出てきた商品をあらかたリサーチする。
単純作業なので飽きが来てしまうので1時間はリサーチしようとか100個は調べようなど具体的な目標を立ててやってました。
リサーチした商品は逐一Excelに記録して被りが無いようにやっていましたが、何度もやっていると頭ではわかっていても手が止まってしまいます。

価格差がありかつ需要がありライバルの少ない商品は見つけることがかなり困難なので結果が出ない、つまり小さな成功体験がないとやってても無駄だと脳が勝手に判断している感じになります。
価格差のある商品はそもそも需要が無かったり、需要がある商品は価格差がなくライバルも多かったりするので本当に見つからない。

何か自分は他のうまくいっている人と違って根本的にミスを犯しているんじゃないか?
土日ほぼ1日中リサーチしてるけどやっている人はもっとやっているのか?と疑心暗鬼になりました。
いつか結果が出てくれるだろうと歯を食いしばってやっていましたが、商品購入代金、積み重なる段ボールの量、ポストにたまる不在票が徐々に僕の精神を蝕んでいきました。

特にお金は致命的でそもそもお金を稼ぐためにやっているのに一向に増えない、むしろ月によっては減ってたりする、つまり休みの日に無駄なことをしているだけではないかとどうしても思ってしまいます。
1年ほどこの状況が続いたときに意図がプッツンと切れてしまいました。
燃え尽き症候群ではないですがしばらく何もやる気が起きなかったです。
ですが自分には向いてないなとそれなりに確信したので後悔はあまりなかったです。
何よりクレジットカードの返済や入金による収支計算をしなくていいことが精神的にも肉体的にもかなり助かりました。

輸入転売は理にかなったビジネスで誰でも再現可能だとは思いますが誰でも成功するわけではありません。向いてない、作業がつらいと思ったら傷が深くなる前に足を洗った方が賢明だと思います。